優雅な吟香と味はお酒の芸術品

優雅な吟香と味はお酒の芸術品

六甲山系に連なる北淡路仮屋の背山、鐘馗山（しょうきさん）からの山水と最高の酒米を惜しみなく磨き醸し上げた大吟醸酒です。
日本一の酒米ともいわれる最高級の山田錦は、稲穂の背が高く、風で倒伏しやすかったり、朝晩の寒暖差が大きくなければいけなかったりと、その栽培条件には非常に厳しいものがあります。その山田錦を惜しみなく38％まで精米しました。この粟粒ほどになった白米は、洗米、麹づくり共に手作業。杜氏の腕の見せ所です。長い経験から得た技と我が子を慈しむような深い愛情を注ぎ込み、醸し上げた大吟醸の原酒。

さわやかな香り、口いっぱいに広がるまろやかな旨さ、すっきりとした喉ごしの良さが特徴です。
最高の酒を仕込むために、杜氏が一年に一樽しか作らない、希少なお酒です。杜氏が「愛情を注げば注ぐほど応えてくれる」を口癖に、精魂を込めて醸したお酒の芸術品。
千代の縁の特長は華やかな芳香と、すっきりとした味わい。特に芳香はまるで果実のようなさわやかさです。さわやかな吟香・山田錦特有の旨味のある五味五感で堪能する最上級の秀逸酒。口いっぱいに広がる優美な味わい、まろやかな旨さ、すっきりとした喉ごしをお楽しみください。
冷や、または一片の氷の上に、静かに注ぎますと、涼やかな音色とともに芳醇な香りが漂ってきます。

「千代の縁」の名は、京都を本拠にする大蔵流狂言師、二世茂山千之丞さんが命名しました。 人と人とのご縁をモダンに表現したラベルは、交わりをより明るく華やかな宴にお誘いすることでしょう。

明治８年創業の島の酒蔵「千年一」

淡路島の東海岸、朝日に輝く海を眼前に見下ろす町、東浦。
そこに住む人は新鮮な魚と、山の幸で旨い地酒に舌鼓を打ちます。
「千年一酒造」は東浦で地酒を造り続けて140余年、大震災で大打撃を受けながらも、 蔵の一部を建て直し、
灘五郷とよばれる日本酒の名産地の名水、宮水と同質の鍾馗山の山水、最良の米、杜氏達の手の温もりを感じる麹とで漁師の町に似合う旨い酒を造り続けています。
千年一酒造は、2000、2001、2011、2012、2015年度全国新酒鑑評会にて金賞受賞（千代の縁）、また2010年に、最優等賞吟醸酒(兵庫県知事賞)を受賞しました。

手造りの条件

千年一の酒は「手造り」です。
日本酒造組合中央会では「手造り」の基準を自主基準として厳格に定めています。
1　甑（こしき）で米を蒸す
2　麹蓋(または箱)で製麹する
3　生もと系または速醸系酒母で醪（もろみ）を仕込む

「千年一」は昔ながらの造り酒屋と呼ぶにふさわしいたたずまいで手造りにこだわり
伝統の技を頑なに守りながら常に誠実をモットーに
高品質の酒造りに 精進いたしております。